中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2014.7.5
前回書いた情動の調整についての補足です。
前回は、EQの調整についての対策をお話ししました。
ただし、ここだまた注意を喚起しておかなければならないこと
があります。
それは、落ち込み易い人と落ち込みにくい人とか
不調からの回復が速い人と遅い人とか
どうしても気質の違いがあるようなのです。
しかし、落ち込み易い人が、落ち込みにくい人に比べて、常に不利かというと
必ずしもそうとは言えないのです。
今回お話しした三つの方法以外にも、まだまだEQを支える手立てはありますし、
自分の気質によりそうように補強策をとれば、今度は逆に、落ち込みにくい人より
優位な場面も出てくるのです。
例えば、落ち込みにくい人からは、「なんでそんな事でいちいち落ち込むのか
理解できない人」とのコミュニケーションです。
私の経験上、本来落ち込み易いが、それを何とか自分にあった方法で、自分の望む姿に改善
した人の方が、子供たちにとって、より指導者として適任である場合も、少なくないのです。
より的確なコミュニケーションが助けとなって、ポイントを突いた指導が可能となり、それが
素早い理解を子供たちに与え、それがやる気や自信を生み、ステップアップしてゆくという
好循環を生むのです。
私はこうした事例を数多く見てきました。
EQの向上は、大きな可能性を与えてくれるのです。