中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2012.3.9
私はマシュマロ実験では、どうも不合格組だったようだと述べました。
私の幼児期の心の特徴はどんなものだったのでしょうか?
太いか細いか? 細い。
鈍感か敏感か? 敏感。
強かったか弱かったか? 強かった。
柔軟か固いか? 固い。
粘りがあったか脆かったか? 脆かった。
・・・・・・・・・等と挙げていけると思います。
こうした特徴から、先の不合格という推理をしたのでしょうか?
違います。
ここに列記したのは、いわゆる気質と呼ばれるもので、根拠とした
EQとは別のものです。
気質とは、前にも触れましたが、生まれながらに持っていたり、
生まれてすぐ獲得した心の基本性能みたいなもので、生涯なかなか変えられないものとされています。
変えられないというのは、決して否定的な意味ではなく、個性を発揮する基礎といえるもので、
これを、あくまでも肯定的に活用しようとする姿勢が
心を鍛えてゆく上で最も重要な第1点です。
ではEQとはいったい何でしょうか?
EQという言葉は先にも触れましたが、ダニエル・ゴールマンの翻訳本を
「EQ 心の知能指数」というタイトルで講談社から売り出す時に作った造語らしく、Emotional と quotient とから作ったのでしょう。
ですから、本来使われている言葉は EI で、Emotional Intelligence、直訳で情動知能となります。
心理学の分野は、日本はどうも後発国らしく、外国語の訳語ばかりなので、少々とっつきづらく、解りにくいと思います。
情動に関する知能? 情動といえる知能?
難しいですね。
どうもこの日本語のどちらにも当てはまる内容なのです。