中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2012.5.4
EQ開発の第一歩である、理想形を持つ上での、第2の注意点は本人の気質なり性格は、無条件に肯定するということです。
これが出発点です。
これまでこのEQ開発講座をずっと読んできて下さった方や、気質とか性格について、
ある程度、心理学上の知識をお持ちの方はこのことに違和感は抱かれないと思いますが、
もし、何言ってんの?と、初めから受付られない方は、以前の分をササーっと読んでみて下さい。
ある程度の誤解は承知で、木に例えてみます。
ここでいう、無条件に肯定するというのは、もう既に、土の中にしっかりはり始めた根や、育った幹の部分には、
直接傷を付けたり細工を施したりせず、
それらをどう活かして、どう枝や葉を繁らせ、どんな花を咲かせるかどんな実を成らせるかを考えるということです。
臆病な気質を持つ子供に対して、何に対してもすぐ逃げ腰になったり、
自分の意見を主張するのを躊躇してしまわないようにする一方、
物事に対していつも慎重で、細部まで手を抜かない姿勢はそのまま堅持して成長して欲しいと願う訳です。
大胆な性格にそっくり作り変えてしまおう等と考えるのではなく、
あくまでも、本人の持つ気質の延長線上に、不安や怖れの情動を上手に制御し、
勇気ある主張や行動を支える情動を、自ら作り出せるようにすることを考えるのです。
イメージしていただけたでしょうか?