中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2012.12.19
子供たちのこころを、強くしなやかで、たくましいものに育てていくためにEQを開発することを薦めてきました。
その方法論の第一番目として、心理学や脳科学の基礎知識を、ほぼ一年かけて紹介してきました。
知識そのものと共に、出来るだけその活用の仕方もお伝えしてきたつもりです。
みなさんには、こうした情報に基づき、まずわが身で試してみる事をお願いしてきました。
その上で、ご自分の体験も踏まえて、お子さんに指導していただく事をお薦めしてきた訳です。
このEQ開発講座は、主に、ご父母を念頭においております。
ぞくぞく成功事例が出てきています。
継続して是非頑張っていただきたいと思います。
今回から、EQ開発の二つ目の柱である、思想・価値観の強化に入って参ります。
言葉がちょっと重いので、誤解を招きかねない危惧はあるものの、他の適当な表現が思いつかないので、構えることなく読んでいただけることを願うばかりです。
思想・価値観の強化が何故EQの開発に役立つのか?
それは、ちょうど楽観性の確保のところで説明した内容に類似します。
EQを向上させ、その能力を発揮させるためには、気質や気分を、楽観的に保つことが有益で、
それを実現する方法で最も効果的なものが、物の見方や考え方を、肯定的・積極的なものにする姿勢だと申し上げました。
この価値観・思想についても同様です。
いくらこころについての情報が増えて、その扱い方を学んだとしても、それを実践してゆくエネルギーが湧いてこないことには、話になりません。
価値観や思想を強化するという事は、この根源的な力を子供たちに手に入れさせるということなのです。
強くて、しなやかで、たくましい心をキープするためには、それを支えるEQの発揮が欠かせず、そのためには、それを支える強いしっかりした価値観・思想が必要なのです。
その第一は、「主体的である」ということだと思います。
そして私はこれまで、我が子を含め、関わってきた子供たちには、まずこの主体性の価値を説いてきました。
この主体的である事の内容については、次回お話ししてまいります。