中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2013.2.19
しかも彼は、いわゆる、地盤も看板もお金も全くない状態でのスタートだったのです。
近くで見ていて、例えは悪いかもしれませんが、本当にあのセルバンテス作のドン・キホーテをほうふつとさせるところがありました。
今度はこうする、次には誰に会うなどと聞くと、内心本当の話なのかな、と半ば疑っていたこともあります。
しかし、一つ一つ確実に現実化してゆくのです。
一つ一つ門をこじ開け、次のステージへ、さらに次のステージへ進んでゆくのが実感できました。
正に強運の持ち主、選ばれし者、と感じずにはいられませんでした。
もちろんそうした中でも、とても自分には真似ができないと感服せざるを得ないような、数々の努力を彼は実践していました。
例えば、駅頭演説です。
都議選の頃からやっていたと思いますが、ある日「田島さん、とりあえず、一年間休みなくやりますから見てて下さい」と言われました。
私は、やるのはやるだろうけど、一年休みなく、というのはどうかな、と内心高を括っていました。
そして時々、本当がどうか確かめようと、こっそり該当する駅にいってみました。
やってるんです。
本当にやってるんです。
確実にいつも立っていたんです。
私は、有無を言わさず、というような形で彼を尊敬し始めていました。
日頃の言動も含めて、一人の求道者を観るような感じになっていったのです。
しかし、選挙そのものは、直近の総選挙を除き、楽な状況はまず無かったはずです。
週刊誌などの予測が無印か黒丸からの、逆転勝利ばかりでした。
続きは次回です。