中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2013.3.10
彼の話から、彼のあらゆる努力は、幼くして確立した志の結果だったと言えるのです。
常人には大変な苦労だと思われることも、本人は当然のこととして実行してきた。
修業であり、また修行でもあったのでしょう。
その志に神仏が本当に手を貸してくださったかどうかは証明できませんが、
彼が実現してきたこと、また、今実現しつつある事を見ると、そう信じるしかないと思われます。
ここで話しを整理しておきます。
私はEQの開発には三つの条件整備が有効だと言ってきました。
それは、四十年近く教育の現場に居た者としての、一つの結論です。
実際に子供たちを教えたり、親の相談を受けたりしながら、関連分野の勉強をし、試行錯誤してきた結果辿り着いた、最善と思われる方法論です。
最善と思う根拠には、子供たちがどんな経過を経て、どんな大人になってきたかという、厳然たる事実も、もちろん含まれます。
その三条件を簡単におさらいすると、まずEQについての基礎知識です。
心理学や脳科学の分野の、EQに通ずる一通りの情報は、まず身に付けておくことが得策です。
情報に接するだけでも様々な気づきがあって、その事だけでEQの向上が叶えられることも珍しくないでしょう。
二つ目の条件は、今書き続けている「価値観・思想の強化」です。
物事の見方や評価や考え方ですから、一番目の知識と重なるところも出てきます。
しかし、価値観や思想を高めていくことは知識や情報を増やす事とは、
根っこが違い、これなくしては、そもそも身に付けた知識を活用するエネルギーが充分湧いてこないのです。
ではどうやって価値観や思想を高め、強化したらよいのかというところで
十三歳で一人前という話になった訳です。
次回に続きます。