中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2013.3.15
十三歳で一人前。
長い紹介になってしまいましたが、私の後輩の例では、誰が何をするでもなく圧倒的な環境の変化が、
彼にその意識を芽生えさせ、数十年以上も色あせることのない、逞しい志を与えたのではないかと思われます。
以来、実に逞しく主体的に生き抜いてきたと言えると思います。
してがって、EQの面でも、本人なりの悪戦苦闘はあったと思いますが、必要に迫られ、学び、また自己開発してきたのでしょう。
主体的に生きることの価値とその喜びを、まず子供たちに植え付ける。
その時期の一つの目安が、十三歳だと思うのです。
こうした価値観や思想が根付くと、これまで一年以上かけてご紹介してきた、心理学や脳科学の知識が積極的に活かされ、EQがどんどん開発されてゆくのです。
そして、受験をはじめ、その子その子の、一つ一つの成功を手にいれてゆくのです。
つまり、このEQ開発講座の目的である、子供たちにしなやかでたくましい心を育む原点は、どんな価値観や思想を教えるかということなのです。
そのあるべき価値観の中心が、主体的に生きるということです。
ではどうしたら、十三歳で主体的に生きようと決意したり、また、その喜びを知ることができるのでしょうか。
そのために最も重要なことは、親や指導者が、その理想形をはっきりと意識し決して忘れない事です。
いつでも、どんな状況でも、頭の奥には常に、この、「十三歳で一人前という自覚をもたせる」という目標が存在していなければなりません。
次回に続きます。