中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ

お問い合わせ

EQの開発⑤価値観・思想の強化-主体的に生きる-19 EQ開発講座

2013.3.25

十三歳の誕生日にもう一人前として扱う、と宣言することを一つの例として考えましょう。

その日から自立のための自律を開始させます。

例えば、朝母親に起こされていたのであれば、自分で起きる。

自分の食器の片づけや衣類の管理も自分でやる。

各家庭でいろいろ考えられるでしょう。

でもある日を境に、そう簡単にはいかないのが普通です。

私が親学講座などでお話ししてきたことは、この世にめでたく誕生したその日から、実は自立のプログラムは始まっているという事です。

それは成長発達段階に応じた躾や指導、母性と父性のバランスの話にも通じます。

ここで母性・父性といいましたが、時々誤解を招くので、一言補うと、何も、母親や父親に直結した意味ではありません。

完全な受容を保障してくれる母性的な接触と、社会的な規律を吹き込んでくれる接触の両方が必要だと申し上げているだけで、

母親だけの家庭でも父親だけの家庭でも、充分にその機能は果たせます。

逆に、両親がそろっているにも拘わらず、母性と父性のどちらかに偏り過ぎている場合も少なくありません。

この発達段階に応じたこの母性と父性のバランスが、先の「一人前宣言」の一つの成立条件になるのではと思います。

次回に続きます。