中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2013.4.5
EQを開発してゆくには、それを支える価値観や思想が必要で、
その原型の完成時期は十三歳頃が望ましいというのが私の考えです。
十三歳で自律し自立し立志する。
そうした内的な成長に適していると評価できるものの一つが、中学受験という試練です。
また、その試練の最中に行われる親子の関わり合いです。
中学受験には、どうしても、過酷さが付きまといます。
ですから、それを克服していく価値観なり思想なりが必要で、それをより健全な形で子供たちに与えられるかどうかが、
子供たちのその後の人生を大きく左右することになると思われます。
与えられる思想・価値観が正しいものであれば、必ずEQの向上も誘発し、大きな人生の財産になるでしょう。
試練の中で、セルフコントロールを学びます。
否応なく身に着けて行かなければ何の準備も出来ないし、結果もついて来ないのです。
その他、多くの情動の扱い方をマスターしてゆきます。
楽観性もこの試練の中で身に付けるのが理想です。
身に着け方の方法論や情報は昨年末までのEQ開発講座で詳しく紹介しました。
まだ読まれていない方は是非参照して下さい。
ここでお話ししているのは、そうした数々の試みや努力を誘発してくれる価値観や思想をどう与えるかです。
受験勉強は苦しい場面を何度も何度も提供します。
すると、誰でも「どうしてこんな苦しい事をしなければいけないのか」とか
「勉強の目的は何?」とか、「生きる目的は?」 「人生の目的は何?」等と
哲学的な疑問を抱いたり、そうした疑問の中に逃げ込もうとしたりし易いものです。
そんな時親はどうすべきか。
次回お話ししましょう。