中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2013.4.10
子供が哲学的な疑問を投げかけてきたり、明らかに勉強から逃避しようという魂胆が見え見えの屁理屈を言い出した時は、
まずチャンスだと思ってください。
子供に対して、自立に向けた、またとないかもしれない教育のチャンスなのです。
頭ごなしに、「勉強するのがいやなだけじゃないのか?」とか「つべこべ言わずにやるべきことをやればいいんだ」とかと言うのはやめましょう。
またよくあるのは、「そんなにいやなら、受験勉強なんていつ止めたっていいんだぞ」といった、子供からすれば願ったり叶ったりの威嚇も避けましょう。
ところで、子供に対する大切な教育の機会といいましたが、実は親自身の、ある意味成長の機会でもあり得るのです。
子供の疑問に対して真正面から真剣に対峙した時、答えはそう簡単ではありません。
本人が判るように、納得するように、そしてその後の人生を貫いて支えてくれるように価値観や思想を吹き込んでやらなければならないからです。
ここで、この価値観・思想の強化の最初に申し上げた事が力を発揮することになります。
最初に申し上げた事とは、常に子供の自立を意識し、そこに至る一つの理想形をイメージしておく、ということです。
先のような問いかけに対しては、日頃から充分に考えを練っておいて、よし来た、この時を待ってたんだよ、といった具合に答えてあげましょう。
ちなみに、いくつか答えの例を挙げてみましょう。
何が絶対的な正解だとは言えません。
親が親としての当然の責任と権利の実践として、
自らの思想や、特に父親はご自分の人生体験を練り込んだ価値観を伝えていけばいいのではないでしょうか。
次回に続きます。