中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2013.8.15
持って生まれた才能を上手に育ててあげるにはどうしたらよいか。
学力が向上し、希望する進学を果たし易くするにはどうしたらよいか。
その一つの答えとして、EQに焦点を当て、その開発の方法をお話ししてきました。
気が付くと、書き始めてから既に一年九か月が経とうとしています。
まずEQとは何か、を紹介しました。
次にEQにまつわる心理学や脳科学の基礎知識を、私自身の体験をできるだけ交えながらお伝えして参りました。
ここには随分時間を割きました。
ただ知らないというだけで、EQの発達やその発揮が阻害されているケースがあまりに多いと思われるからです。
一応必要とされる知識は網羅したと思われるところで、今度は価値観・思想のお話しに入って参りました。
EQの重要性や、その育成に関する知識を増やせたとしても、強い動機を持って、
それらを活かすためには、原動力となり得る確かな価値観や思想が不可欠だからです。
主体的に生きること。
その具現化の要として、自治と自立を獲得すること。
そして、そうした努力の場面場面で役に立つのが、進歩・向上それ自体に価値を置くという思想でした。
こうした価値観や思想を子供たちに教えて行くのは時間も掛かり、忍耐も要求されます。
大変なことです。
しかし、その努力は必ず報われます。
子供の発達段階にだけは十分に配慮(環境の影響が大きいと思われますが、
子供によってかなり大きな違いがあります)し、実態としては、教えたり諭したりする具体的な状況に至らなくても、
親や指導者がそうした意図をしっかり持ってさえいれば、普段のコミュニケーションで充分事足りると思われます。
そこで、この価値観・思想の項の最後になると思いますが、これから暫らく、この価値観・思想の原点にも触れておこうと思います。
ある日、お子さんから「人間はなぜ生きなきゃいけないの?」「人の生きる目的は何?」と聞かれたらどうお答えになりますか。
次回に続きます。