中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2013.10.5
前回は、「母への感謝」を、子供たちの誕生日を祝う時に再認識させることを提案しましたが、
この母に奉げる感謝の念はもの凄い大きな力を持っています。
同時に、太宰治の言う、自然の情ではありませんが、
誰に教えられるでもなく気が付くと、誰もが持っている心だと言えるのではないでしょうか。
このことを痛感させられたエピソードがあります。
ご紹介しましょう。
中野の青梅街道沿いにある雑居ビルで開塾したのですが、
どんどん生徒が増えてくれて、どんどん部屋を借り増して対処して行ったのですが、
一つだけどうしても解決がつかない問題がありました。
それは模擬テストなどの、一斉に行わなければならないテストの実施会場が無いということです。
早朝から夜遅くまで、全教室使って、時間差でなんとかやり繰りするのも限界になり
杉並区のある私立学校に頼みこんで、そこで実施するようになったのです。
朝から始めて、昼食をはさみ、午後三時頃には帰宅できるようなスケジュールでした。
ここで問題が起きました。
ほんの一部の生徒ですが、お弁当を持参しているにも拘わらず、
塀をよじ登り校外に脱出し、近隣の飲食店で昼食をとってくるようになったのです。
ラーメン屋さんだったり、そば屋さんだったり、中にはお寿司屋さんにまで行く者がおりました。
勿論、禁止事項です。
何度か「警察ごっこ」みたいなことをしたのですが、ほぼそうした行為をする連中を特定できたので、
彼らをを別の日に呼び出して、何とか指導・説得を試みることになったのです。
次回に続きます。