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2013.8.20
「人は何のために生きるのか?」
こうした根本命題といわれるものは、ほとんどの人が一度は考えされたのではないでしょうか。
軽くなぞる程度でいつの間にか忘れてしまうような、軽い体験ですんだ方もいらしゃるでしょうし、
結構長い間本を読み漁ったり、答えを持っていそうな人をた尋ね歩いたり苦悶された方もおられるでしょう。
私自身はある程度はまってしまい、何冊か難解な哲学書にも挑戦しましたし、
高校生のときには、禅宗の夏期講座のようなものにも参加した覚えがあります。
この根本命題に関わる思い出としては、やはり、以前お話しした、白根開善学校での合宿が一番ですね。
講師控室であったり、図書室の一角であったり、満点の星に包まれての窓辺であったり、時間無制限の様相で話し込んでいました。
相手はほとんど、高校二年生だったと思います。
「時間とは」、「宇宙とは」、「神は存在するか」とか、バカバカしい程真剣に、他の講師たちも加わって議論していました。
運よく本吉先生が顔を出された時など、生徒たちといっしょになって、正に問い詰めた覚えがありますが、先生は
「一人一人が自分の答えを見つけるのさ。
今すぐには無理かもしれないけど、その内判るから。心配しなさんな。
考えることは大いに結構。真剣に生きようとしてるんだから。」
などと煙にまかれてしまったような記憶しかありません。
私が取りあえず逃げ込んだ答えは、「真正面から格闘せず、小脇に抱えて生きていけばいい」というものでした。
次号に続きます。