中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2013.11.20
EQ開発の原動力として、どのような価値観・思想を子供たちに身に着けさせたら良いか、
またどのように身に付けさせてゆくべきか、その方法も含めて話して参りました。
ここで最後に盲点ともなり得る事項についてお話ししましょう。
誕生してから三年間は、何を置いても、できるだけ母親が近くにいて、無条件の受容で包むことが大切なようです。
但しその場合も、将来の成人した姿、思い描ける理想形、そしていずれ自立してゆく存在であることを、親自身の心の中に潜ませておくべきでしょう。
それは、いつでも父性を発揮する用意を、こころの中に持つということにもつながります。
こうしたこころ構えが、無意識の内に、子育て全般に大きな影響を与えるようです。
そして、その後の幼児期、児童期、そして少年期。
つまり、自分なりの分析や批判が可能になる青年期に到達するまでの間ですが、ここでは、特に環境に注意する必要があります。
十歳から十二・三歳にかけて自我が確立してゆくまで、子供たちは周囲からの情報を、原則無批判に、もの凄いスピードで吸収し、その影響をまともに受けていきます。
もちろん、その後の生活で新な情報に接したり、自分に新たな判断力が身に付いたりして、
そうした無防備な状況で得た情報は、その後修正されていくはずなのですが、何しろ最初に飛び込んできた情報です。
子供たちはまず信じてしまい、習慣まで変えてしまう程の力をもつことさえあります。
ここでは何に気を付けるべきでしょうか。
次回に続きます。