中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2013.6.25
私の経験上、学力急伸の前兆と言うか、先行指標みたいなものがあるのですが、
なんだと思いますか?
それは子供たちの自治能力です。
自分の身の周りの始末をつけたり、予定を管理したり、自立した行動決定ができる能力の事です。
自治能力などと言うと、ちょっと大げさに思われるかもしれませんが、
その意図は自分に関わることは自分で決め、最後まで責任を持って行動する、と評価できることは、
どんな些細なことでも数えあげたいからなのです。
それだけ、自治の中味を広くとって、子供を導いていくのです。
実際、小さな自治の変化がとてつもない成長の始まりだったなんて事は、決して珍しいことではありません。
今回からしばらく、(価値観・思想の強化の第一に挙げた主体性に被る部分もあるかもしれませんが、)
自治・自立の思想の重要性についてお話ししていきましょう。
お母さんに起こされなくても、自分で起きられるようになったとか、
翌日の学校の用意が言われなくても出来るようになったとか、
これはなかなか難しい部類に入りますが、予定の時間になったら誰に言われることなく、
自分でテレビやゲーム機のスイッチを切れるようになれば、確実にEQの能力も高まり、学力向上という結果も付いてきます。
中には、うちの子は成績は抜群なんですが、生活態度がだらしなくて困っています。
と、嬉しそうに話すお母さんをたまにお見かけしますが、学業成績さえよければあとはなんでもよい、
生活規律などにエネルギーを使うのはもったいないし、優秀な子の面倒を痒い所に手が届くように見てやるのが私の最大の喜びなんです、
と言外におっしゃているように聞こえるのは私だけでしょうか。
次回に続きます。