中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
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2013.8.10
自立の思想についてまとめておきましょう。
子供たちに、まず自治の意味と価値を教え、自治を毎日の生活の中で獲得させてゆく。
その自律的な生活から、自立を育んでてゆく。
そこで注意しなければならない事は、自立できている姿というのは、常に自らの努力・行動を中心に考えていくので、
どのような状況に置かれても、他人のせいにし、責任を逃れ、そうした他人を馬鹿にするようなこととは無縁であるという事で、
この点は時間をかけて子供たちに理解させるべきだと思います。
悪い事は全部自分以外の他人や天気や偶然の為せるわざだと思えば、一見本人は救われるような錯覚を起こすかもしれませんが、
実態はそうしたものに支配されて生きている事を認めていることになるので、常に不平・不満を口にしてしまいます。
つまり、自立できていない人の特徴は、いつも他人を責め、他人を馬鹿にし、愚痴が絶えないという処にあり、
逆に自立した人というのは、自分の支配領域を広げ、自分の関わり合いを中心に事態の打開を図ってゆこうとするので、
愚痴など無縁で、いつも朗らかで明るく前向きな処にある事も教えてあげましょう。
その自立の思想への転換のコツが、原因を敢えて自分に求めてみるという姿勢でした。
こうした思想がしっかり根付いてくると、物事を達成させる粘りやセルフコントロール、そして、コミュニケーション能力といった、
EQの主要な素養もより一層大きな進歩を遂げることになります。
次回に続きます。