中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2013.7.15
例えば、野球チームやサッカーチームでリーダー的に振る舞っているメンバーの中に、
負けるといつも他のメンバーのせいにする人がいないかどうか。
もし居るようなら、そこで考えさせましょう。
いつもA君やD君やF君のお蔭で負けてしまう、と言うC君の発言の意味を考えさせるのです。
この発言を裏返してみると、A君やD君やF君が上手くならない限り、チームは勝てない、とC君は言っていると理解できます。
どんなにC君が頑張ってもダメだと言っているのです。
チームメイトを非難したり、中傷したり、馬鹿にしたりしながら、実は、自分の力ではどうしようもない。
自分の望みが叶うか叶わないかは、唯一、A君やD君やF君の頑張りに懸かっている。
つまり、自分の運命はA君たちに支配されている、と白状しているようなものだという洞察を教えるのです。
そして、こうした姿は自立していると言えるかどうか、考えさせましょう。
その上で、物事の原因追及についても触れていきましょう。
自分以外の誰かのせいとか、偶然の事故だとか、天災だとか、自分の外に原因を求めたら、きっと何かでてくるでしょう。
それが正しい結論だと言える場合も多いことでしょう。
でも、原因が自分にはないと断定した途端、自分一人で解決できる可能性が無くなってしまうとも言えるのです。
次号に続きます。