中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
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2013.7.25
以前書いたEQ開発講座で、必要と思われる心理学や脳科学の基礎知識を、かなり詳しくお教えしました。
セリグマン博士の心のワクチンについても、バーバラ・フレドリクソンのポジティブ心理学なども引き合いに出しながら、細かく検討しました。
その中で、専門家たちは、いわゆる「うつ」の状態というのは、一言で言えば「挫折」であり、その原因としては主なものとして四つ挙げられる。
その四つとは
①遺伝
②親の悲観志向
③周囲の指導者達からの全面的な批判
④大きな無力感を感じる体験
を指摘しています。
これらを原因として、情況を逆境と捉え易くなり、それが永続的に続くと評価し易く自分の関わりを絶対的なものとして、
否定的に理解し、それを絶え間なく、自らの中でつぶやき、自らを責め続けるというのです。
ここで確認したいことは、私が申し上げているのは、あくまでも選択的原因だということです。
自分自身に原因を求める事が、選択として、主体的に敢えてするという形で行えない情況であれば、もちろん避けるべきです。
セリグマン博士も、そのダイアリーメソッドの中で最終的には、正当な原因探しを薦めていますが、
これは、不必要に自分にばかり原因を求めてはいけないという指導なのです。
次回に続きます。