中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
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2013.7.30
前回お話ししたような訳で、幼児の頃から、父性の発揮として、他人のせいにすることは
できるだけ矯正したほうがよいと申し上げたことも、注意深く行う必要があります。
また、子供の個性として否定的・悲観的になり易い気質を持っているようなら、より注意深く行わなければなりません。
外からの刺激や環境の変化に対して、無防備にすぐ反応してしまうことの間違いにまず気づかせましょう。
どんな時にも、自分の意思や判断の力で何らかの対処が出来るという事も教えましょう。
そして、一見絶望的に見えることでさえ視点や評価を変えることにより、180度違った現象と捉えられることを教えるのです。
逆境に遭遇した時は、その原因が一過性で偶然性の高いものであると評価できないか充分に吟味させ、
順境の時は、逆に自分の普段の習慣や考え方など、一定の継続性をもったものに起因することを想起させるのです。
そうして、楽観性がある程度身に付いて、反射的に落ち込んだりせず、否定的・消極的な見方からの脱出法が身に付いたと思われてから、
先の、原因に敢えて自分を選択するという事を本格的に学ばせるのです。
その子供のもつ遺伝的な気質や発達状況を見極めながら、本当の自立へと導いていかなければなりません。
基本的な気質がどうであっても、しっかりとした自治・自立の思想を確立するのは可能であり、
それを原動力として、楽観性を強化したり、セルフコントロールが上手になったりと、様々なEQの向上が期待できるのです。
次号に続きます。