中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2013.5.5
今回からは、EQの向上を生み出す別の価値観に触れていきたいと思います。
そこで話はぐっと変わりますが、勉強するのが苦手な子によくある現象をご紹介しましょう。
成績が不振だったり、苦手科目があったり、所属する集団の中で下位だったり様々な場合がありますが、
要するに自信を喪失してしまっている時によく起る現象です。
例えば、個別に補習を受けているとしましょう。
教師から出された課題が、一見して自分には解けそうにないと判断すると(実はこの判断がそもそも間違っている場合が多いのですが)、
その課題の解決に知能を使わずに、どうしたら、自分が解けないという事実を隠せるか、もしくは、教師を落胆させないように、
その場を切り抜ける方法は無いか等と、本当は問題を解くより遥かに高度とも言える、コミュニケーションのやり取りに知能を使い始めてしまうのです。
同様なことが普通の授業などでも起きます。
如何に教師をだますか。
如何に友人をだますか。
そして如何に親をだますか。
本人の身になってみれば、一度やってしまうと、なかなか抜け出せない側面もあるのです。
本質的な思考活動を一端停止してしまう訳ですから、何とか切り抜けられたら、
直後に自分できちんと修復しておかないと、誤魔化さなければならない範囲もその深さも
あっという間に、絶望的な領域に入ってしまうからです。
次回に続きます。