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EQの開発⑤価値観・思想の強化-進歩・向上に価値を置く-3 EQ開発講座

2013.5.15

解っていないのに解った振りをする。

解けそうもないと感じてしまうと、解く事を放棄して、解けないという事実を隠す事に知能を全て振り向けてしまう。

こうした脳の働きを突き動かしている情動には、どんなものがあるでしょうか。

解けなかったら恥ずかしい。

もっと正確に言うと、解けないと周囲の人に知られたら恥ずかしい。

そうした羞恥心はあるでしょう。

さらに、自身への苛立ちや怒りもあるでしょう。

と同時に、自尊心の現れの一つとして、周囲の人間は騙せるという、傲慢さがある場合もあるでしょう。

こうした情動は、同じような状況に追い込まれたら、誰でもみな同じように生まれてくるものなのでしょうか。

違います。

解らない時、堂々と解らない事を表明し、質問したり、ヒントなどの何らかの助けを求めたりする場合が、大多数と思われます。

もちろん、指導者の個性や、その指導の内容、また置かれた環境などで、そうとも言えない場合もあるかもしれません。

何れにしても、こうした情動が起きてくる場合と起きてこない場合とでは、一体何が違うのでしょう。

最も大きな違いは、本人の持つ価値観だと思われます。

続きは次回に。