中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2013.5.20
なぜ自分を隠そうとするのか。
周囲の人を騙そうとするのか。
その子の身になって考えてみると、幾つか動機のような、(原因と言った方がいいかもせれませんが)
前提とされている考え方や、大本の価値観が浮かび上がって来ます。
まず、「もうどうでもいいや。好きにしてくれ。私はどう評価されようと構わない。」
等と投げやりには、まだなっていない、という事に気づきます。
次に、現在の状況はとても好転するとは思えない、という諦めが見て取れます。
つまり、状況への働きかけを放棄してしまっている訳です。
状況の好転も見込めず、好転させようとする努力も放棄してしまったら、後は虚飾に走るしかありません。
自分を偽りの化粧で覆ってゆかざるを得ないのです。
この時、意識しているかどうかは、ケースごとにかなり違いがあるとは思いますが
「周囲の人間は騙せる。騙しても構わない。嘘をついても悪くない。」という、ある意味、傲慢な姿勢が隠されていると感じられます。
では、何故こうした判断を下さざるを得ないのでしょうか。
そのもっと奥にある価値観は何でしょうか。
それは、ただ今現在の、他者からの評価が最も価値があるものだとの思いに違いありません。
今の自分への周囲からの評価が一番大事。
しかし、良い評価を得られそうもないし、良い評価に向けた努力をするつもりもない。
後は周囲を騙すしかない。
概略こうなっていく訳です。
で、どうするか?
次回お話ししましょう。