中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2013.5.25
私はこれまで、こうした嘘に気付く度に、まず子供たちと約束を交わす事を心がけてきました。
約束というのは、「事、授業中は決してお互い嘘をつかない。」というものです。
「君を必ず、君がなりたい君にしてみせるから、嘘だけはつくなよ。俺ももちろんつかない。」
その上で、本人も気づいていない価値観に、メスを入れてゆくのです。
「君の目標を言ってごらん。君の夢はなんだい。どんな自分になりたい?」
簡単には出てこない場合がほとんどですが、辛抱強く待てば、答えは必ず出てきます。
一番大事なのはその時です。
本人にこう問いかけるのです。
「今の君と、手に入れたい自分とどっちが大事?どっちが好き?どっちの方が価値がある?」
「それは決まってるよ。目標にしている自分だよ。手に入れたい自分だよ。
だって今の自分じゃダメだと思うから、そう目標をたてたんだもの。」
「ということは、自分でも、今のままの自分ではいやだと思ってるんだな。」
「だとしたら、今の自分を低く評価されようが、本当は平気のはずだよね。だって自分でダメだと思っているんだから。
それより、手に入れたい自分、目標としている自分の方を評価して欲しんじゃないのか?」
「だとしたら、今の自分に何が足りないか、どこが悪いのか、そしてどうすべきなのか、考えなくちゃいけないね。
そのためには、素っ裸になって見てもらい、教えてもらうのが一番の近道だろう?」
「なんて言ったって、大事なのは将来の自分。未来の自分。それを手に入れる
努力をする覚悟はあるんだろう。だったら今の自分なんて仮の姿じゃないか。
今出来ない事を隠す必要なんて全くない。」
「どれだけ向上したか。どれだけ進歩したか。それこそが重要なんだ。」
ここで気づき、変わり始めてくれるといいんですが、この段階でも、納得してくれない場合も少なくありません。
ではどう対処するか。
次回お話しします。