中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2014.1.15
前回でお話しした、スポーツに限らない、とはどういう事でしょうか。
根性とか貫徹力とか、単に耐えるだけにとどまらない、別名で呼ばれる程の積極的な忍耐が、
スポーツを通して身に付く可能性は確かにあるでしょう。
スポーツについて回る、肉体に対する何らかの苦痛は、確かに我慢すること、自己制御することに有益だと考えられます。
しかし、セルフコントロールを育む経験というのは、もっと広く捉えれるはずで、
実はスポーツで期待できるセルフコントロールはそれらのほんの一部でしかないのです。
以前オーストラリアの諺で、「子供を健全に育てる秘訣は、飢えと寒さを体験させることだ」と言われているのを紹介したことがありますが、
子供たちが置かれているそれぞれの環境の中でそれぞれに適した、
もっと言うならばその時、その瞬間しかないような、セルフコントロールを育む体験があり得るということです。
今は随分少なくなってしまったようでしが、例えば、本人の都合でどんなに忙しい時でも、必ずやらなければならない家事や家業の手伝いなどもその一例です。
その際、対価の伴わない、つまり金銭の伴わない労働が本来の姿なのです。
次回に続きます。