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EQの開発⑥出来るだけ多様な経験を積む-3- EQ開発講座

2013.12.25

では、どのような体験を積んでゆく事が、EQ開発につながってゆくのでしょうか。

常に情動は変化していますから、そういう意味では、無駄な体験などというものは無いことになりますが、

EQの積極的な開発を考えた時、やはり一定の方向性が出てきます。

まず考えられるのが、情動を揺さぶるような体験もしくは様々な情動を喚起させるような経験でしょう。

子供たちにそうした経験を積ませるためには、体験させる事を心がける姿勢を、いつも心のどこかに親が抱えているという事が必要です。

同時に、本人の気質やその時々でのEQの発達度をある程度見定める必要もあります。

肉体で例えれば、まだ充分に骨格が定まっていないうちから過激なトレーニングなどしたら、百害あって一利なしになりかねないということです。

そういう意味では、案外盲点になり易いのが、テレビやインターネット、そして様々なゲームです。

特に映像情報が、子供たちの情動を鷲づかみにして、異常な興奮を与える危険があることを知っておくべきでしょう。

子供たちが、無意識の内に情動の嵐にさらされ、情動は制御不可能だと認識させてしまうことは、

EQの開発を考えた場合大きなマイナスだからです。

次回に続きます。