中学受験・高校受験・大学受験・帰国子女を含む英語教育全般および
教材の出版とテスト会の運営、EQ育成などトータルサポートする田島教育グループ
2014.2.15
情動に対して私達は決して無力ではない、ということを知らせる
ことがまず大事なのです。
この事については、再三再四申し上げてきましたので、今更
の感もありますが、EQを開発してゆく上での基本条件になり
ますので念を押しておきましょう。
具体的には、どうしようもない怒りの嵐のなかでも、六秒間
待つことさえできれば、例えば六つ好きな言葉をあげたり
六つ好きな食べ物を挙げたりする内に、その怒りに対する
対処を考えられるようになることを、実感させられれば、情動
への過剰な怖れをを取り除く糸口になるのです。
そして、落ち着いて考えてみたり、新しい情報に接したり、コミュニ
ケーションを更に積み上げたりしてみると、怒りが同情や共感
に変わったり、中には喜びや慈しみに変わることさえあること
に気付いてゆくのです。
自らの情動をしっかり識別し、理解し、情動を上手に活用し
コントロールできる範囲を広げてゆくことが、EQの向上を
意味する訳ですが、それがどれだけ思わぬ失敗や過ちを
防ぎ、同時に将来への希望や夢を大きく育ててくれるかも
判ってゆきます。
当然勉強に対する姿勢や自信も変わってきますから、結果
としての学力も向上してゆく訳です。
次回に続きます。